紙幣の磁気反応


見た目にはわからない磁気反応




「隠された紙幣の能力」は新しいサイトに変わりました。
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磁気の効果
下のグラフをご覧ください。
磁気センサで、ある紙幣ある部分を左から右へセンスしたときの結果です。

[5.判定能力の向上]-[優位性] のセンサーで読取り実験もご参照ください。
[12.鑑別機]-[バラツキ] の紙幣のバラツキもご参照ください。

磁気反応 t

下のグラフは同じ紙幣を複写し同じ位置をセンスした結果です。検出された信号の強さに大きな差がでていることがわかります。
真贋判定の要素として効果があるように思えます。

磁気反応 f

同額紙幣(真券)20枚を用意し機械に通しました。得られた20種の結果を重ねグラフにしたのが下のグラフです。

磁気反応 20枚

■効果
インクジェットプリンタで複製された偽札には磁気反応はなく、真贋判定に効果があります。自販機をいたずらすることは不可能です。

■弱点
本物の紙幣が沢山集まるとそのバラツキで幅ができます。許容範囲内にある真券のバラツキが複写紙に近づくのが上3枚のグラフでおわかり頂けると思います。複写紙の磁気レベルを下げるだけで真券との差異が少なくなるのは間違いありません。

■課題
目に見えない要素として偽造防止に採用された「磁気」ですが、紙幣においては単純な使われ方をしていました。
・インキの無い場所に磁気を入れる
・印刷されている場所でも磁気の無い箇所を作る
などの一工夫が必要だと思います。
そのうちパルス的な信号を発生させるような磁気印刷が施されることでしょう。もしかすると既に採用されているかもしれません。

■波形採取にあたり
対象の紙幣は国内銀行で入手した紙幣です。
紙幣は銀行から受け取ったままで、故意に折り曲げる等の外的損傷は加えていません。グラフ作成は、メーカの識別機に搭載されている磁気センサよりA/Dコンバータを通して数値化しました。データ採取において機器温度変化、室内気温、湿度差での誤差は考慮していません。
ここでは、あえて紙幣種をお知らせしません。



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